学生の時とは違って、社会に出るとクラブ活動というものはありません。たまに所属している会社でそのような活動をする団体もありますが、ない人は外で探すしかありません。
　そこで社会人サークルということになります。サークルを探すのは割合に簡単で、ＳＮＳや地域の無料の情報誌などでも探すことは出来ますし、市が配布している広報などにも載っています。
　大事なのは、サークル活動をするに当たっての目的をハッキリとさせることです。社会人サークルはその名の通りで学生などは一人も居ませんから、年齢も様々で立場も様々な人達が一つの目的の為に集まるのです。例えば汗をかいてスポーツをしたい、その仲間と場所を探しているということならばテニスサークルやフットサルサークルなど、運動系を探すといいでしょう。登山などの歩くことがメインのサークルを選べば、メンバーの年齢層は比較的高くなりますし、卓球やバスケットボールなどの激しいスポーツを選べば年齢が若い人達が多くなります。本を読むことが好きで、自分では選ばないジャンルの本のお勧めを知りたいだとか、読んだ本の感想を言いあいたいなどの人は読書サークルがいいでしょうし、読むのではなく書くほうに興味がある、というのでしたら創作サークルが合っているでしょう。サークル活動には個人のプライベートは持ち込まないことがマナーになっているところが多いですが、主婦が多く集まるサークルであれば子供の体調や学校行事などは優先してのサークル活動になるでしょうし、話もあう主婦が多くて楽しいかもしれません。サークル活動の目的に合わせた選び方をすると、後々こんなはずではなかったというような窮地に陥る可能性は減ります。多種多様な人との接触を望むだけであるならば、社会人サークルではなく、合コンや異種間交流会などのパーティーに出るほうが手っ取り早いかもしれませんし、まずは自分がそこに入って何をしたいのかの目的をハッキリさせることです。